強化リブ総集編!
- ALCM中の人
- 1月10日
- 読了時間: 3分
ALCMです!しつこいですが弊社の採用するAR15のロアレシーバーについて改めて解説します。
まず私の考察ですが、80%AR15LOWERを謡っているエアソフトガンは多々ありますが、その大半はロアレシーバーの形状が全く正しくありません。
私が今まで見てきた大手メーカーColt、Noveske、DDは、エアソフト用80%LOWERでは100%見た目が再現できません。

先ずは比較画像です。左面から注目ポイントは2カ所。
他にも細かな違いはありますが、まったく造形が違う箇所が2カ所あります。
1,左面の強化リブ
2,セレクターリブ
おもちゃ用の80%ロアに関しては、強化リブの形状が絶妙です。大きいのか小さいのかわからない中間の形状をしています。
このAR15のロアは米国産AR15主要メーカーではこの形を全く見たことがありません。
マイナーメーカーなどでは採用されているとは思いますが、エアガン用以外で見たことがないです。
特徴的なポイントは、強化リブではなくセレクターの突起です。

どうでしょうか?
大きすぎると思いませんか?
正直切削でどうにかなるとは思いますが、セレクターストッパーの役割を果たすリブが大きすぎます。


そして実物米国80%LOWERベースのセレクターストッパーの突起を見てみましょう。
初期型
初期型の強化リブにはストッパーのデザインが二種類存在します。
上記の画像のように、長細いストッパーとむっちりロアと同じ造形の小さな丸いストッパー二種類あります。

写真の通り、Colt M4A1 2000年初期の強化リブです。
セレクターストッパーの形状は丸く、長細い形状ではありません。
おそらく、
初期型
初期型の初期
セレクターストッパーの形状が丸い
初期型の後期
セレクターストッパーの形状が少し四角い
次にしっかり解説したことありませんでしたが、右面も紹介していきます。

テイクダウンピンに紐づく、ディデントスプリングが入る部分も盛り上がりの造形が大きく異なります。
初期型はストレートではなく、途中で止まっています。
それ以降のモデルはストレートに真っすぐな造形です。

これは嘉手納基地のMPが所持していたColtDefense刻印の強化リブですが、初期型ロアであることがわかります。
改めて考察してみると、おもちゃ用の大きな巨大なセレクターストッパー、右面の後期型強化リブの形状は米国のAR市場では逆に探すのが難しく私は見たことがありません。
エアソフトガンですと、まったく同じ造形のAR15のロアが存在するので米国産ではないと考察しています。
以下実銃画像






セレクターストッパーの形状でおもちゃ用80%LOWERと全く同じ形状のセレクターストッパーの造形はこの中でも存在しないことがわかると思います。
弊社のコンプリートAR15のロアレシーバーは、過去むっちりロアは作成したので今回は初期型の強化リブにフォーカスを充てて完全に再現しました。


米国本土の取扱店で80%LOWERを購入すると、ランダムでどの形状のロアが届くか不明なため、数多くの80%取扱店舗様に実際に問い合わせて初期型の強化リブを50個確保しました。
小さな形状の強化リブと、丸いタイプのセレクターストッパー
一番強化リブの形状で一番息の長いレシーバーでレプリカを製作することで、初期型の軍用Colt MFGから2010年後半のノベスケやBCMなども再現できるようになります。
小さな拘りですが、80%AR15ロアがすべて正解というわけではないです。
皆様高いお金を払って、米国に出向き少しロアレシーバーの形状が違うことが後々判明したら嫌な気持ちになりませんか?
お客様が再現したいブランドや時期によってすべてのAR15のロアレシーバーの形状は異なります。
弊社ではこの初期型ロアとむっちりロアで大体のAR15の完璧クローンを製作できるように日々画像と照らし合わせて研究をしています。
今後ともご期待ください。
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